インプラント

内容監修

福永 里沙

RISA FUKUNAGA

福永 里沙

RISA FUKUNAGA

歯科医師

臨床研修修了後、日本歯科大学総合診療科にて一般診療に従事。より臨床の場で多くの患者さんの診療をするために、都内の口腔外科、矯正歯科、審美歯科で研鑽を積み、ジェネラリストとしての技能を習得。あらゆる年齢層、症例に対応できる診療の幅広さを強みとする。一歯単位の治療ではなく、一口腔単位の治療から全身の健康へつなげるような歯科医療の提供を理念に掲げ、デンタルクリニックTENを開業

CLINIC TENのインプラント

デンタルクリニックTEN 渋谷のインプラント治療は、以下のような特徴を持っています。

3DCT撮影を行い、丁寧な事前診察を行います

CLINIC TENでは、インプラント治療を始める際の術前診断として、3DCT装置を用いた撮影を行っています。
3DCTは、従来のX線撮影では写せなかった神経の走行、骨の厚み、高さ、質を詳細に確認することが可能です。3DCTの撮影結果があると、神経損傷などのリスクを最大限回避した治療計画の立案が可能になります。
不確実な要素をできるだけ減らして治療を開始しております。

治療後のフォロー体制も充実

CLINIC TENは、インプラントを入れておしまい、という治療は決して行いません。
インプラントは他の治療法と比較しても長く使うことができ、20年以上使うことができます。しかし、定期的なメインテナンスを受けることで、再治療することなく一生涯使うことができます。インプラント治療は高額な治療ですので、少しでも長く安全にお使いいただけるよう、口腔内を清潔に保つお手入れを中心にしっかりとサポートを行います。

CLINIC TENでは、インプラントをご希望の方についても、まずはしっかりとお口の中をみさせていただくところから始めます。インプラントを始めるか迷っている、インプラントがどのようなものなのか聞いてみたい、という方は、是非一度相談にいらしてください。

インプラントの費用

・CT撮影22,000円(以下税込み)
・ストローマン社製(処置代、薬代込み)
人工歯165,000円
アバットメント55,000円
フィクスチャー220,000円
・バイオホライズン社製(処置代、薬代込み)
人工歯165,000円
アバットメント55,000円
フィクスチャー165,000円
・メインテナンス1,000円 /1歯
・二次手術 11,000円+薬代
・型取り5,500円

インプラントとは

 インプラントとは、体内に外科的に埋め込まれる医療機器や材料の総称です。心臓のペースメーカーや人工関節などもインプラントにあたります。顎骨に歯の代わりとして埋め込む人工歯根もインプラントの一つで「歯科インプラント」と呼ばれていますが、一般的には、歯科インプラントのことを「インプラント」として呼ぶことが多いです。以下で出てくる「インプラント」は、歯科インプラントのことを指しています。

 インプラントは、歯の部分に相当する人工歯、顎骨に埋め込むインプラント体、その2つをつなぐアバットメントの3つのパーツから構成されています。

インプラントの材料

 インプラント体には、噛む力に耐えられる強度があり、かつ体との親和性が高い、チタンやチタン合金が用いられています。インプラントと骨との結合を促進する目的で、インプラント表面を様々に改変したものがあります。
 アバットメントにも、チタンやチタン合金が用いられる他、ジルコニアという素材も用いられます。

 人工歯の部分には、ブリッジや差し歯としても使われているレジンやセラミックや、その両者を混ぜたハイブリッドセラミック、金合金などが用いられています。

インプラント治療とは

 インプラント治療は、虫歯や歯周病、外傷によって歯を失った場所、あるいは先天的に歯がない場所に顎の骨にインプラントを埋め込んで義歯をつける治療法です。ブリッジや入れ歯、差し歯と同じように、歯がないことで失われた機能や見た目を改善し、QOLを維持、回復させることを目指します。インプラント治療は、一本の歯が無くなった場合から、全部の歯が無くなった場合まで適用することができます。

インプラント治療のメリット

 ブリッジや入れ歯といった他の治療法と比較して、インプラントが持つ利点には以下が挙げられます。

残っている歯への負担がない

噛む力を骨が直接受け止めるので、他の歯に対して過剰な負荷がかかりません。また、留め具もないため、自分の歯と同じような感覚を得られ、違和感が少ないとされています。

天然歯に近い機能を持つ

顎に直接埋め込まれて固定されているため、食べ物を食べる時も天然歯で食べる時と同じように噛むことができます。また、かみ合わせも安定します。

残っている歯や歯周組織を保存する

ブリッジや入れ歯では、隣の歯を金具等で挟むことで器具を安定させています。これによって隣の歯にも負担がかかっています。インプラントでは、隣の歯に装置がかからないため、歯を削る必要がなく、そのままの形で維持することができます。

見た目が自然

インプラント治療部分は、ほかの歯と同じように歯茎から歯が生えている状態が再現されています。
見た目にも美しく、歯が欠損したことがわからないほどです。


一方で、インプラント治療は、保険適用外であるために治療費が比較的高額であるほか、治療に最短でも数か月の時間がかかります。加えて、インプラント治療の対象となるにはいくつかの条件があります。

インプラント治療の対象

 インプラント治療は骨にインプラントを直接埋め込むため、骨が成長している子供に対しては行われません。一般に、男性は20歳、女性は18歳くらいになると、骨の成長が止まるため、それ以降に治療を始めることをお勧めします。高齢者に対しては、インプラントを埋め込む部位に十分な骨が存在していれば、インプラント治療を行うことができます。

 また、インプラント治療は、他の歯科治療と異なり手術を伴う治療です。手術を行う場合には、全身の健康状態に注意する必要があります。例えば、高血圧や心臓疾患などの循環器疾患、腎臓の疾患、免疫不全などの疾患をお持ちの場合、外科手術を行うと体に大きな負荷がかかってしまいます。治療前に外科手術が可能かどうか、飲んでいるお薬を止める必要があるのか等について、医師と十分に相談することが勧められます。糖尿病や骨粗鬆症の治療を受けている場合は、必ず医師・歯科医師に相談しましょう。

インプラントを長持ちさせるために

 インプラントは20年以上使うことができますが、メインテナンス次第で一生涯使うことが可能です。インプラント周囲やその粘膜に感染が起こることで炎症が起こると、インプラントを失うことに繋がります。その予防のためには、ご自身が日常の歯磨きをしっかりと行うだけでなく、治療を担当した歯科医による定期的な経過観察が重要となります。インプラント治療は他の治療と比べても高価ですが、その長い使用年月も考慮するとむしろ安いとも言えるでしょう。


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