上の歯の親知らずの特徴や下の歯との違いは?
- 上の親知らずの生え方
※点線は歯茎(歯肉)のライン
- 下の親知らずの生え方
このように、上の親知らず、下の親知らずは横向きに限らずそれぞれいくつかの生え方があります。また生えない場合もあります。
自分がどのような生え方なのなのか、親知らずが存在しているのかレントゲン撮影をして確認しましょう!
親知らず治療の種類や方法について解説!
●まっすぐ生えている場合
ヘーベルという器具を使って、てこの原理で抜いていきます。ほとんどの場合、歯茎切開せず、骨も削合しないで抜歯できるため、比較的抜歯後の痛みや腫れが少ないことが多いです。
●頭が一部露出している場合(半埋伏)
歯茎の被り方によっては、歯茎を切開し、骨を削って抜いていきます。
抜歯後、痛みや腫れが出ることがあります。
●骨の中に埋まっている、横向きに埋まっている場合(完全埋伏)
歯茎を切開し、場合によっては骨を削って、抜いていきます。抜歯後、痛みや腫れが強く出る可能性が高いです。
抜歯の際に痛み、抜歯後の腫れはあるのか?
抜歯の術中は、麻酔をして行っていくため、基本的には無痛です。
抜歯後は麻酔が切れた当日が痛みのピークです。1週間程度痛みが続くことがありますが、徐々に痛みはひいていきます。
腫れは抜歯後2〜3日程度で出てきます。その後1週間程度で徐々にひいていきます。紫色や黄色のあざ(内出血)が頬にでる場合がありますが、その後2週間程度で消失します。
上顎の場合、上顎洞に穿孔してしまうことがあり、鼻に水が漏れることがあります。(抜いた部分の治癒とともに治ります。)場合によっては、上顎洞炎が起きることがあります。
下顎の場合は、神経に触れていなくても圧迫やその付近を触ることにより、下唇や舌に麻痺や鈍麻が生じることがあります。
術後、正しい治癒が起きずかなり強い痛み(ドライソケット)が出ることがあります。10日〜2週間程続くことがあります。