基本的な虫歯治療の流れ
虫歯とは、口の中の菌が出す酸によって歯が解けてしまった状態です。歯は外側から、エナメル質、象牙質、歯髄がありますが、虫歯が歯髄へ進行していくにつれて痛みを伴ってきます。
虫歯の治療はこの虫歯が進行した部分を削り、小さい虫歯であればプラスチック(レジン)で穴を埋め、大きい虫歯であれば詰め物をし、さらに大きければ、被せ物をします。
虫歯治療で大切なのは、なるべく削らないこと
虫歯治療では、はじめに一番外側であるエナメル質を削りますが、いかにエナメル質を残すかで虫歯治療の精度が変わってきます。
その理由として、詰め物や被せ物はエナメル質との接着性能が象牙質や歯髄よりも高いことと、象牙質や歯髄を保護する層だということが挙げられます。
エナメル質を多く残すことができれば、詰め物や被せ物が取れにくくなり、歯の寿命も伸ばすことができるのです。
虫歯治療にはマイクロスコープが有効的!
虫歯治療においてなるべくエナメル質を削らないことが大切ですが、虫歯は奥で大きく広がるため、感染した虫歯を削り取るには、余分なエナメル質を削ってしまうことになります。
しかしながら、マイクロスコープで視野を拡大して治療をすることによって、削るエナメル質の範囲を最小限にすることができます。虫歯の取り残しをなくし、虫歯の再発を防ぐことが可能です。